【工務店の売れる秘訣！】
 

第１３号：打ち合わせの場所はどこがいい？

大阪府のＴ工務店Ｔ社長から「お客さまとの打ち合わせは会社でしたほうがいいのでしょうか？それともお客さま宅へ伺ったほうがいいのでしょうか？」というご質問がありました。

お客さまに足を運んでもらい会社で打ち合わせをすれば、移動時間が不要になります。そのため１日の打ち合わせ件数を増やすことができます。また会社ならば資料などが十分にそろっているので、打ち合わせもスームズに進むことでしょう。
ただ私が営業マンだったときは、ほぼ100％お客さま宅に伺い打ち合わせを行いました。お客さま宅に伺えば、お客さまの暮らしぶりを感じることができます。壁に飾られているご主人の趣味の絵を見て、次の打ち合わせのときに図面にピクチャーレールを書き込んで行って喜ばれた経験は何度もありました。

しかしお客さま宅に伺うもっと大切な理由が私にはありました。
それは信頼関係の構築です。人は会う回数が増えるにつれて親近感を増していきますが、自身が暮らす住まいに人を招くという行為はそれをさらに加速させます。
家造りのスタートではお客さまに警戒心があり、どんなに正しいことを言ってもなかなかお客さまに浸透していきません。この状態では良い家を造ることはできません。ですからまずはじめにお客さまの警戒心をやわらげて、信頼関係を構築することがとても重要なのです。

そのような視点からすれば、お客さまが最もリラックスできる場所で打ち合わせをするということは「売り手側の効率」以上に大切なものなのです。
そして最終的には、このほうが売り手側の効率もよくなるのです。


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